SP24 学びのパラダイムシフト 概念知から身体知へ |
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9月3日 16:00~17:00 | Leadership |
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講師 | 曹洞宗僧侶 藤田 一照 |
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セッション概要 | 私が大学院を中退して禅の修行道場に入ったのは、単に学びの場所を変えたというだけのことではなく、学者から行者へという存在のあり方の転換であり、概念知から身体知へという学びのパラダイムシフトであった。この個人的転換の経緯を題材にして、アカデミックな概念知の学びのどこにどのような問題があり、禅の伝統に代表される修行を通しての身体知の学びがそれをどのように克服する可能性があるかを論じてみたい。講演者はマネジメントに関してはまったくの門外漢であるが、臨床の知でもある身体知の獲得はマネジメントの現場においても必要な課題であると考える。現場での経験からオーガニックに学び、過去の答を現在に適用しようとするのではなく、その都度フレッシュに「現在の」最適解を探究することができるためには、それにふさわしい哲学とその実現のための修練が要求される。 この講演では、セルフ・マネジメントを一つの切り口として、マネジャーとしての自己修練についても述べてみたい。 |
講師略歴 |
1954年愛媛県生まれ。東大大学院博士課程を中途退学し、曹洞宗僧侶となる。1987年より米国マサチューセッツ州西部にある禅堂に住持として渡米。2005年に帰国。 2010年から2018年まで、サンフランシスコにある曹洞宗国際センター所長。神奈川県葉山町にて慣例に捉われない独自の坐禅会を主宰している。 |