【基調講演-1】( KN-1 ) デジタル社会を支えるデータサイエンス
データが溢れる社会の基盤とそれを支える人材
9月13日  9:45~10:45 Strategic  
 講師 国立大学法人 滋賀大学 データサイエンス学部長
/データサイエンス教育研究センター長 竹村 彰通
 セッション概要  スマートフォンなどの情報通信技術の急速な発展により、人々は常時インターネットに接続し、人々の行動がデジタルデータとして蓄積されるようになってきた。また今後はさまざまなセンサーの低価格化と高性能化により、生産工程の機器や環境観測の機器からも大量のデータが得られるようになる。これはIoT(Internet of Things) とよばれる。特に自動車の自動運転が進むと、それぞれの自動車が道路や周囲の他の自動車や歩行者のデータを処理しつつ、自身を制御することになり、それぞれの自動車が処理するデータは膨大になる。このように、今後はデータが溢れる時代となり、データの処理・分析が基本的な重要性を持つ。このような中で、アメリカや中国と比較して、日本ではデータを処理・分析し、そこから有用な情報を引き出す人材、すなわちデータサイエンティストが不足している。本講演では、デジタル社会におけるデータサイエンスの重要性、そしてそれを担うデータサイエンティストの育成のあり方について述べる。
 講師略歴
竹村彰通氏
1982年スタンフォード大学統計学部客員助教授、1983年パーデュー大学統計学部客員助教授、1984年東京大学助教授(経済学部)、1997年同教授(大学院経済学研究科)、2001年同教授(大学院情報理工学系研究科)、2016年滋賀大学教授
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