【A-3】 企業・大学に於けるイノベーション教育の実践 価値創出のための技術開発とは何か |
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9月14日 13:00~14:00 [特別講演] | Leadership |
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講師 | 東京工業大学 環境・社会理工学院 融合理工学系ESDコース/教授 齊藤 滋規 |
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セッション概要 | 本講演では、東京工業大学にて3年以上の実績を持つ企業人、学生混成チームに対してのイノベーション教育の実践について報告する。現代のような変化の激しい世の中において、企業は、絶え間なく新しい価値を創出し、顧客創造、市場創造をともなうイノベーションを起こすことが必要であると認識されている。しかし、従来の高等教育、とりわけ大学/大学院教育においては、そのような観点で実施されているプログラムはあまり存在しなかった。そこで、東京工業大学では、2015年度よりチーム思考越境型アントレプレナー育成プログラムの一環として、「デザイン思考を活用した製品・サービス開発能力育成」のための「エンジニアリングデザインプロジェクト」をその主要科目として立ち上げた。 この授業は、デザイン思考を、エンジニアリングの実践をともなった形で身につける場として、これからのイノベーション教育の一つのモデルケースになると考えられる。 |
講師略歴 |
東京工業大学教授。東京大学大学院工学系研究科修了。博士(工学)取得。専門は、マイクロロボティクス、エンジニアリングデザイン。デザイン思考をベースとした産学連携型の製品・サービス開発授業の主担当を務める。 教員チームの共著にて「エンジニアのためのデザイン思考入門」を翔泳社より2017年12月出版。 |