【特別講演-1】 デジタルビジネスはSEが再度主役になる時代 |
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9月1日 12:40~13:40 |
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講演者 | 株式会社富士通システムズ・ウエスト 代表取締役社長 宮田 一雄 |
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セッション概要 | デジタルビジネス時代がやってきた。製造業でも家電の開発予算の60%がソフト費用というソフトリッチな時代だ。ソフト技術者への期待がますます高まっているのに、日本の若者はソフト技術者を目指しているだろうか。「SEは死滅する」等というとんでもないタイトルの本が出版され、今や日本にしか存在しないSEという職種を若者が敬遠している現実がある。 社会インフラを担っている基幹系システムは挑戦より安全が重視され現行踏襲が要求される領域だ。しかし、デジタルビジネスは安全より挑戦が求められる領域で若手が挑戦するのに適したわくわくした領域だ。20年前の基幹系のSEが花形職種だったように再度、SEが花形職種になるべき時代がやってきた。 その為には、変えないといけないことがある。トップマネージメントが理論やフレームワークの本質を理解してマネージメントを変えるだけでスループットが数倍になった事例もある。和のチーム力が発揮できるように考慮されたTOC/CCPMやSCRUMは日本人が昔やっていた事を理論化したものだ。トップマネージメントが問題を現場に押し付けるのではなく、日本の特殊性を理解した上で理論に基づいたマネージメントに変えることで日本は蘇る。 |
講演者略歴 |
1977年、富士通に入社。SEとは何かも知らずSEとなり、銀行・証券・通信キャリアのお客様と一緒に様々なプロジェクトの経験をさせて頂いた。お客様と一体となり開発できた良き時代から、様々な環境変化を経て難しい時代になっている。自分が経験し考えてきた事を次世代に継承して、SEを幸せにする為の人材育成がライフワーク。 日本TOC推進協議会 理事 |