【IT-1】 「ユーザー要求に振り回わされないプロジェクトマネジメント」
8月31日  13:10  
 講師 KDDI株式会社 執行役員 情報システム本部長 繁野 高仁
 セッション概要 ソフトウェア開発プロジェクトが失敗する大きな原因は、要求定義の不備、遅延、変更にあり、要求を述べるべきユーザー側の責任は重い。しかし、ユーザー側から見れば、ビジネス環境が変化すれば要求が変わるのは当然であり、柔軟に対応できないソフトウェア開発にこそ問題がある。
要求定義を精緻化し凍結して問題を克服しようとするのではなく、「ユーザー要求を無闇に聴かない」、「聴いたらすぐ作る」方向に発想を変えて見てはどうだろうか。新しい発想に基づくKDDIの取り組みを紹介したい。
 講師略歴 日本NCRを経て第二電電(現KDDI)とDDIポケット(現ウイルコム) の創業に参画し、情報システム部門の責任者として社内システム全般を統括。
2000年からは、DDIとKDD、IDOの合併に伴うシステム構造改革を推進。情報処理学会、経営情報学会会員。
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