見て 触れて 理解が進む
WBSを核にした プロジェクト・コントロール計画と 成果管理

主催:一般財団法人エンジニアリング協会(ENAA)
特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)
実施:(有)デム研究所

 
Webより申込み ENAA is a recognized provider registered with the PMI Registered Education Provider Program (PMI R.E.P.)
 


注意事項:
  • 必ず、PMAJ個人情報保護方針に御同意の上、お申し込み願います
  • 本講座に受講申し込みをされる方は、申し込みページの下部にあります自由記述欄に、氏名のローマ字表記を必ず御入力ください。
日   時: 平成23年8月19日(金)~20日(土):2日間 9:00~17:00
(当日のタイムテーブルは下記”スケジュール”の項参照)

会  場:

CYDビル 会議室 (←会場地図はこちらをクリック)
〒105-0003 東京都港区西新橋1-4-6 CYDビル
   
【交通】 地下鉄銀座線・虎ノ門駅より徒歩3分、地下鉄千代田線・霞ヶ関駅より徒歩4分、
地下鉄日比谷線・霞ヶ関駅より徒歩7分、地下鉄丸の内線・霞ヶ関駅より徒歩8分
都営地下鉄三田線・内幸町駅より徒歩3分、JR新橋駅(日比谷口)より徒歩7分 
対 象 者: ・数年以上の現業の実務経験を持ち、プロジェクトマネジャー或いはPM要員を目指す人。
・プロジェクトマネジメントの方法は実務などを通して一通り理解しているが、スケジューリング、資源マネジメント、WBS、出来高管理等の相互の関係が今一つすっきりと理解できない人。
・プロジェクトマネジメント手法についてPMBOK®などで一通りの知識を得たが、これを業務に実用するため、更に実践的なコツを会得したい人。
・プロセスプラント建設プロジェクトのWBSの作り方、パフォーマンス管理の要領を会得したい人。
募集人数: 15名(定員になりしだい締め切らせていただきます)

最小催行人数:

6名(この人数に満たない場合は、講座をキャンセルする場合もあります。詳細については講座中止についてを御覧下さい)
PDUポイント PMP有資格者には、PDU (Professional Development Unit) 14PDUが発給されます。
なお、PMP以外のかたにも、PMP受験資格等に必要なPM受講証明書を受講時間数に合わせて発行します。

 講座の目的:

 エンジニアリング業界に於いてプロジェクトマネジメントは事業目的達成の手段として既に老練の域に達していますが、昨今改めてプロジェクトマネジメントやプログラムマネジメントがプロジェクト経営による事業競争力強化の手段として見直されてきています。これは「プロジェクトマネジメントはただ単に個々のプロジェクトの目標達成のためにあるのではなく、この手法やもの事の考え方は事業経営に極自然に相通ずる」ことが認識されてきたためと考えられます。言い換えれば経営資源のパフォーマンスマネジメントの再認識であり、その原点にある個々のプロジェクトのパォーマンスを如何に事業目標に沿うようにコントロールするか、その能力が求められています。
 プロジェクトマネジメントでは複数のマネジメント要素が相互に関わりあってその効果を発揮しますが、これを使いこなすにはそれなりの熟練と知恵を要します。この講座では 個別プロジェクトのパフォーマンスコントロール手法、即ちPMBOK®で示されている9つの知識エリアのうち、プロジェクトのパフォーマンスに関わりがより強い要素に注目して、これらが統合マネジメントとしてどの様に融合してその効果を発揮するかを、多様な演習を交えて解説し、受講者各位が実務に持ち帰って担当プロジェクトのパフォーマンス向上、更には事業の目標に沿ったパフォーマンスコントロールに役立てていただくことを狙っています。

講座の特徴:

 本講座ではPMBOK® に示すプロジェクトマネジメントに必要な9つの知識エリアのうち、パフォーマンスの改善に関わりが強い要素、即ち
  ・ スコープ  : 特にWBSの構造、マネジメント意図の埋め込み、ワークパッケージの構成とその働き
  ・ タイム    : 特にスケジューリングと資源の動員計画
  ・ コスト    : 特に予算計画と出来高評価要領
  ・ 人的資源  : 特にマネジメント機能とパフォーマンスコントロール責任分担
  ・ コミュニケーション : 特に成果報告、および
  ・ 統合マネジメント : 各知識エリアの連携を理解してパフォーマンス向上に活用
に重点を置いています。

 プロジェクト経験が浅い人にも理解しやすいように、下記の教材を取り入れて構成しています。
  ・ 演習キットを用いてパフォーマンスコントロールの論理モデルを組立て
  ・ ワークパッケージの定義票を作成
  ・ PM支援ソフト(Primavera)による実務事例のデモ  など

 演習キットは“見て触れて理解が進む”ことを狙いとして講師が開発したもので、PM機能をブレークダウンし、プロジェクトマネジメントで日頃行う作業やその成果物、作業の制約条件などに部品化しています。 このパーツを用いてWBS、プロジェクトスケジュール、予算計画、プロジェクト組織、役割分担表などを、個別のプロジェクト要件に合せて組み立てることにより統合マネジメントの仕組みを体験学習できます。

 本講座で用いるキット演習用のデータは、汎用的なプロセスプラント建設で、講座の解説で想定するプロジェクトの規模はプロジェクトメンバーが数十名以上のものです。

講座の進め方:

 4~6名の協働演習チームを編成して、テキスト学習と演習キットを用いた机上演習、成果物の考察、発表、チーム間の情報交流・相互質疑を随時取り入れながら進めます。

 使用する教材と用途は下記の通りです。
  ・ テキストによるプロジェクトパフォーマンスコントロール計画と管理の知識学習。
  ・ 並行して演習キットを用いて、チームメンバーが協働して、統合マネジメントの仕組みの立体模型を作る。

 講座は全時間の半分以上を演習に充てます。具体的には統合マネジメントの立体模型の組立てを通して、マネジメント技術要素の相互連携の仕組みを各位のイメージに刷り込みます。

 チームの作品を相互に鑑賞し合うことを通して、各位の統合マネジメントに関する視野の拡大を図ります。

 最後に総合演習として、各グループで仮想プロジェクトを設定してそのコントロール計画(WBS、スケジュールおよび役割分担表)を作成し、仮想の実績を基にパフォーマンス評価を行い、本講座で学んだ知識の昂進を図ります。

講座の内容:

                   



イントロ  講座の進め方の確認、
 参加者の自己紹介、および相互交流
第1章  PMS手法(Performancfe Management System)の概要
    その来歴と発展経緯、PMSの機能構成
第2章  統合マネジメントの要:WBS/WP
    いろいろなWBS、その使われ方
    WBSを核にしたマネジメント要素Integrationの代表例
第3章  WBSの構造の作り方                           構造的統合
    作業の分解/集約と構造化、 WBS設計のための要件収集
      【演習:WBSの階層設計】
第4章

 WPの内容定義と個別マネジメントフレームの相関     構造的統合
    成果管理のための情報の種類と定義
    ワークパッケージを核にしたパフォーマンスモニターのロジック
    統合マネジメントの要 “Work Package”
      【演習:ワークパッケージ(WP)の様式設計】

第5章  作業の定量監視                  資源共有に基づく統合
    Activityの定量表示
    WPを介した管理情報統合の仕組みと情報フロー
      【演習:Work Packageに資源割付】
第6章  スケジュール管理計画                   Work Logicに拠る統合
    Schedule Net Workingの要点、CPM Schedule作成の要点
    実行Scheduling、資源動員計画、資源Sカーブ
    ActivityとWork Packageの整合。
      【演習:作業Net Work設計、CPMスケジュール作成、山積・山崩し】





第7章  作業の測定と成果の評価法            成果評価に伴う統合
    出来高勘定法、作業成果評価法、出来高目標/実績の微調整
    資源消費パターンの微調整
      【演習:WPのアーンドバリュー計算】 【P3デモ:PV,EVのレポート様式、Sカーブ】
第8章  プロジェクトマネジメントの組織と役割分担  人為/能力による統合
    プロジェクトマネジメント機能構成、
    プロジェクトマネジメント組織の設計と担当職務の割付
      【演習:プロジェクトマネジメント機能設計、実行組織設計(Responsibility Matrix)】
第9章  プロジェクトコントロールベースライン     ベースラインのバランス調整で統合
    コントロールベースラインの確認
    自分の意に叶う情報収集方式と成果分析(各種のレポート)
      【PM支援ソフトのデモ:プロジェクト進捗レポート様式の事例】
第10章  実績把握と状態分析、問題箇所究明          奔りながらコントロール
    多様な実績レポート
    成果の分析/問題原因の究明、Catch up プラン、ベースラインの変更
      【演習:進捗レポートの見方、状態分析など】
    総 合 演 習     総合評価、Q&A
       【グループ毎に独自のプロジェクトを設定して本講座で研修した内容を総合的に復習】


講 師:城戸俊二(きど しゅんじ)氏

(有)デム研究所 社長
日本プロジェクトマネジメント協会 理事
【会社業務経歴】(プロジェクトマネジメント関係)
  昭和37年

九州大学工学部応用化学科卒
同年4月 東洋エンジニアリング(株)入社。

  同社でプロセスエンジニア、プロジェクトエンジニア、プロジェクトマネジャー、プロジェクトコントロールマネジャー、PMS技師長、 エンジニアリング業務へのCALS導入研究  などに従事
  平成10年2月  東洋エンジニアリング(株)を定年退職
   平成10年4月 

(有)デム研究所を設立

  ~現在 下記事業で現在に至る。
 ・PM教育講師
    (財)エンジニアリング振興協会 PMBoK講座講師(1999~  )
    日本プロジェクトマネジメント協会 PM公開講座講師(1998~  )  他
 ・企業システムへのPM手法導入支援
 ・業務機能・業務プロセス分析支援
 ・Oil Major系石油精製会社、タンクヤード改造プロジェクト
     プロジェクト コントロール マネジャー(2007~2009)

【主たる社会活動】(プロジェクトマネジメント関係)
   平成6年 (財)エンジニアリング振興協会:PMSS分科会長
  

同 PEカリキュラム分科会リーダ

   平成7、8年

同 CAE/PMS分科会長および幹事   ほか

  平成2~10年

同 プロジェクトマネジメント講習会 講師

  平成10年~17年 JPMF教育部会長
平成12年~現在 JPMF/PMAJ理事

参 加 費:

PMAJ個人正会員 58,800円 (消費税込み)
PMAJ法人正会員およびENAA賛助会員の社員または職員 63,000円(消費税込み)
PMAJ/ENAA非会員 67,200円(消費税込み)
会員番号を持っておられる方で、本年度会費未払いの方は、遅くとも受講料振込までに会費を振り込んで頂かないと、会員特典が受けられません。

備 考:
  • 講座の申込、参加費の払込方法、払込期限、その他PMAJ公開講座事務局からのお願い事項については 「講座申込み要領」、「受講料の払込方法」などをご参照ください。
  • 代理参加の場合の取り扱いは、「代理出席の取扱い」に記載の通りとします。
    また受講のキャンセル或いは無断欠席の際の取扱は、「キャンセル等の取扱い」に記載の通りとしますので、必ずご一読ください。

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