WBSを核にしたプロジェクト・コントロール計画と成果の評価

共催 : エンジニアリング振興協会/日本プロジェクトマネジメント協会
実施:(有)デム研究所

 
Webより申込み ENAA is a recognized provider registered with the PMI Registered Education Provider Program (PMI R.E.P.)
 


注意事項: 必ず、PMAJ個人情報保護方針に御同意の上、お申し込み願います
日   時: 平成20年1月18日(金)~19日(土):2日間 9:00~17:00
(当日のタイムテーブルは下記”スケジュール”の項参照)

会  場:

(財)エンジニアリング振興協会  会場地図
〒105-0003 東京都港区西新橋1-4-6 CYDビル
(東京メトロ銀座線虎ノ門駅下車徒歩5分)
TEL(PMAJ事務局)  
対 象 者: PMBOK®などでPM手法を修得したがWBSやWork Package、統合管理などが充分理解できない人。
プロジェクトのパフォーマンス管理の基本を修得したい人。
SLCP/共通フレーム98とプロジェクトマネジメントの関係を確認したい人。
募集人数: 24名(定員になりしだい締め切らせていただきます)

最小催行人数:

6名(先の人数に満たない場合は、講座をキャンセルする場合もあります。詳細については講座中止についてを御覧下さい)
PDUポイント PMP有資格者には、PDU (Professional Development Unit) 14PDUが発給されます。
なお、PMP以外のかたにも、PMP受験資格等に必要なPM受講証明書を受講時間数に合わせて発行します。

 講座の目的:

プロジェクトマネジメントではPMBOKにも示すように色々な管理手法を組み合わせて使います。この中でもWBS、スケジュール、組織、成果勘定法がプロジェクトのパフォーマンスを管理するためのコアです。
 言い換えればPMOBKで示す9つの知識エリアは、業種を問わずどのような仕事に於いても、それをチームで進めるときに 必要とされる要件ですが、これをコア要件とすると、当講座はそのまたコア部分に付いて解説します。  即ち当講座は(PMコア)2 をマスターして頂く講座です。

  (PMコア)2 の詳細は講座で学習して頂くとして、 ここでWBS、スケジュール、組織、成果勘定法がコアのコアである理由を簡単に述べます。

誰でもモノゴトに臨む時は何らかの計画をします。その手始めが作業の整理です。モノゴトが大きい、或いは複雑なときは整理した作業を更に束ねて体系化します。これがWBS(Work Breakdown Structure)の手始めです。このとき作業量が多ければ複数人で分担します。即ちチームワークです。作業に当たる人が多くなれば必然的に組織が出来ます。ここには「作業」と「担当」の関係があり、管理担当者と管理の対象(WP:Work Package)を明確にします。

 片や、我々は地球上で生活を営んでいます。地球は自転しこれで時間が進みます。モノゴトもこの自然の節理の上で為されます。モノゴトは手順を決め、段取をして掛からなければ、時間だけが無為に進み予定通りの目的を達成することは困難です。これには作業のスケジュールが必要です。 即ち「作業」とその「手順と時間」の関係が有ります。

 またモノゴトは達成してその喜びを味わうことが出来ますが、作業量が多く、達成するまでに時間がかかる場合は途中の状態を知り、 途上の達成感を味わいたくなります。企業性や公共性が重視される場合は、より客観的にこの達成度合いが判ることを求められます。 モノゴトを行うには何らかの物や道具を使います。即ち作業量と資材量の関係が有ります。 これで作業を定量化し成果の量や度合いを勘定することができます。

本講座では生産活動を効率よく、且つ効果的に進めるための技術(パフォーマンス管理に関わる技術)  即ち WBS・スケジュール・業務遂行資源・プロジェクト組織と役割分担・作業成果(アーンドバリュー)にかかわる技術、及びこれらを統合してマネージ(各要素の絡み合いを理解し、適切にトレードオフ)する要領を、演習教材を通してイメージとして身につけます。

受講のメリット:

 WBSの奥義を完全マスターできる。

 WBS構築とワークパッケージ計画のコツを会得できる。

 WBS、スケジュール、遂行資源、実行組織と役割分担の相互関係を理解できる。

 統合マネジメントの仕組みと運用のコツを会得できる。

 EVM (Earned Value Management)の内容とプロセスを理解できる。

 プロジェクト進捗のアカウンタビリティー向上のコツを会得できる。

 外注業務管理(即ち企業間連携)のコツを会得できる。


講座の進め方:

 4~6名のグループに分かれて、演習を主体に行います。

 演習キットを使ってイメージ学習します。キットは建設、情報システム構築及び製品開発の3種類を準備しています。

 グループ演習の作品を相互に鑑賞し合うことを通して、PM手法の効能の理解を深めます。

講座の内容:

                   



第1部  PMとは。その来歴と概要
第1章 Introduction PMとは
第2章 PMの潮流、企業を取り巻く潮流
第3章 PM手法の概要とメリット
第2部  プロジェクトマネジメントの枠組み
        (その1 マネジメントのフレ-ムワークとスコープマネジメント)
第4章

プロジェクト マネジメント フレームワーク
  管理フレームの解説(FBS、OBS、CBS、WBS、Control Account)
  管理フレームとWork Packageの相関




第5章 WBSの作り方とWBSの役割
  プロジェクトの目標とコンテキスト確認
  WBS階層の作成 【演習】 
第3部  プロジェクトマネジメントの枠組み(その2 作業プロセス)
第6章 作業プロセスの作り方
第7章 作業量と作業期間の見積り
第4部  プロジェクトコントロール計画
         (その1 実行スケジュール計画とフレームワークとの統合)
二日目

第8章 プロジェクトの実行スケジュール計画
  実行スケジュール計画 【演習】
  遂行資源の動員計画 【演習】
  業務品質と作業進捗のコントロールプロセス設計 【演習】
  ワークパッケージと実行スケジュールの整合性確認 【演習】 
第9章 コスト予算計画
  プロジェクト実行予算計画
  プロジェクトキャッシュフローマネジメント 【筆記演習】
第10章 プロジェクト進捗把握法と実行目標
  作業の定量化の方法 【演習】
  出来高勘定と成果の評価要領 【筆記演習】




後 
第5部  プロジェクトコントロール計画 (その2 管理要素の統合)
第11章 プロジェクト マネジメント組織と役割分担
  プロジェクト管理機能定義と、その機能遂行責任賦課 【演習】
  
プロジェクトマネジメント体制とワークパッケージの整合 【演習】
  プロジェクト役割分担作成 【演習】
  事業の恒常組織、プロジェクト組織、PMOの役割と形態
第12章 プロジェクトコントロールベースライン(マネジメント要素の統合)
  演習作品の評価・調整【演習】
第6部  プロジェクト実行管理 Ⅰ
第13章 実績把握と状態分析、問題箇所究明と対策検討 【筆記演習】
第7部  プロジェクト実行管理 Ⅱ
リスクマネジメント、変更管理・ベースライン見直し、調達管理
 総合演習 (グループ毎に独自プロジェクトを設定して研修内容を総合的に復習)   


講 師:城戸俊二(きど しゅんじ)氏

(有)デム研究所 社長
日本プロジェクトマネジメント協会 PMリソースセンター部長
【会社業務経歴】
 

昭和37年 

九州大学工学部応用化学科卒
同年4月 東洋エンジニアリング(株)入社。

  同社でプロセスエンジニア、プロジェクトエンジニア、プロジェクトマネジャー、プロジェクトコントロールマネジャー、PMS技師長、 エンジニアリング業務へのCALS導入研究  などに従事
  平成10年2月  東洋エンジニアリング(株)を定年退職
  

平成10年4月 

(有)デム研究所を設立

  ~現在 下記事業で現在に至る。
 ・PM教育講師
 ・企業システムへのPM手法導入支援
 ・業務機能・業務プロセス分析支援

【PM関係の主たる社外活動】
   平成6年 (財)エンジニアリング振興協会:PMSS分科会長
  

同 PEカリキュラム分科会リーダ

   平成7、8年 

同 CAE/PMS分科会長および幹事   ほか

  平成2~10年

同 プロジェクトマネジメント講習会 講師

  平成9年~現在

雇用促進事業団  高度職業能力開発促進センター
      プロジェクトマネジメント講座講師

  平成10年~13年

同 ビジネスプロセス分析と統合技法講座 講師

  平成10年~現在 JPMF教育部会長
平成12年~現在 JPMF理事
平成14年~15年 ENAA:PM講習会カリキュラム検討部会委員

参 加 費:

PMAJ個人正会員/法人正会員 58,800円 (消費税込み)
PMAJ法人正会員の非会員 63,000円(消費税込み)
PMAJ非会員 67,200円(消費税込み)
会員番号を持っておられる方で、本年度会費未払いの方は、遅くとも受講料振込までに会費を振り込んで頂かないと、会員特典が受けられません。

備 考:
  • 講座の申込、参加費の払込方法、払込期限、その他PMAJ公開講座事務局からのお願い事項については 「講座申込み要領」、「受講料の払込方法」などをご参照ください。
  • 代理参加の場合の取り扱いは、「代理出席の取扱い」に記載の通りとします。
    また受講のキャンセル或いは無断欠席の際の取扱は、「キャンセル等の取扱い」に記載の通りとしますので、必ずご一読ください。

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