WBSを核にしたプロジェクト・コントロール計画と成果の評価

主催 : エンジニアリング振興協会/日本プロジェクトマネジメント協会
実施:(有)デム研究所

 

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本講座を受講された方でPMAJのPMS資格保有者は、1時間当り1CPUポイントを申請することができます。
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ENAA is a recognized provider registered with the PMI Registered Education Provider Program (PMI R.E.P.)

日   時: 平成19年8月3日(金)~4日(土):2日間 9:00~17:00
(当日のタイムテーブルは下記”スケジュール”の項参照)

会  場:

エンジニアリング振興協会  会場地図
〒105-0003 東京都港区西新橋1-4-6 CYDビル
(東京メトロ銀座線 虎ノ門駅下車徒歩5分)
TEL(PMAJ事務局)  
対 象 者: PMBOK®などでPM手法を修得したがWBSやWork Package、統合管理などが充分理解できない人。
プロジェクトのパフォーマンス管理の基本を修得したい人。
SLCP/共通フレーム98とプロジェクトマネジメントの関係を確認したい人。
募集人数: 24名(定員になりしだい締め切らせていただきます)

最小催行人数:

6名(先の人数に満たない場合は、講座をキャンセルする場合もあります。詳細については講座中止についてを御覧下さい)
PDUポイント PMP有資格者には、PDU (Professional Development Unit) 14PDUが発給されます。
なお、PMP以外のかたにも、PMP受験資格等に必要なPM受講証明書を受講時間数に合わせて発行します。

 講座の目的:

プロジェクトマネジメントではPMBOKにも示すように色々な管理手法を組み合わせて使います。この中でもWBS、スケジュール、組織、成果勘定法がプロジェクトのパフォーマンスを管理するためのコアです。
 言い換えればPMOBKで示す9つの知識エリアは、業種を問わずどのような仕事に於いても、それをチームで進めるときに 必要とされる要件ですが、これをコア要件とすると、当講座はそのまたコア部分に付いて研修します。  即ち当講座は(PMコア)2 をマスターして頂く講座です。

  (PMコア)2 の詳細は講座で学習して頂くとして、 ここでWBS、スケジュール、組織、成果勘定法がコアのコアである理由を簡単に述べます。

誰でもモノゴトに臨む時は何らかの計画をします。その手始めが作業の整理です。モノゴトが大きい、或いは複雑なときは整理した作業を更に束ねて体系化します。これがWBS(Work Breakdown Structure)の手始めです。このとき作業量が多ければ複数人で分担します。即ちチームワークです。作業に当たる人が多くなれば必然的に組織が出来ます。ここには「作業」と「担当」の関係があり、管理担当者と管理の対象(WP:Work Package)を明確にします。

 作業(管理の対象:WP)は手順を決め、段取をして掛からなければ、時間だけが無為に進み予定通りの目的を達成することは困難です。これには作業のスケジュールが必要です。 即ち「作業」(WP)とその「手順と時間」の関係が有ります。

 またモノゴトは達成してその喜びを味わうことが出来ますが、作業量が多く、達成するまでに時間がかかる場合は途中の状態を知り、 途上の達成感を味わいたくなります。企業性や公共性が重視される場合は、より客観的にこの達成度合いが判ることを求められます。 モノゴトを行うには何らかの物や道具を使います。即ち作業量と資材量の関係が有ります。 これで作業を定量化し成果の量や度合いを勘定することができます。

本講座では生産活動を効率よく、且つ効果的に進めるための技術(パフォーマンス管理に関わる技術)  即ち WBS・スケジュール・業務遂行資源・プロジェクト組織と役割分担・作業成果(アーンドバリュー)にかかわる技術、及びこれらを統合してマネージ(各要素の絡み合いを理解し、適切にトレードオフ)する要領を、演習教材を通してイメージとして身につけます。

受講のメリット:

 WBSの奥義を完全マスターできる。

 WBS構築とワークパッケージ計画のコツを会得できる。

 WBS、スケジュール、遂行資源、実行組織と役割分担の相互関係を理解できる。

 統合マネジメントの仕組みと運用のコツを会得できる。

 EVM (Earned Value Management)の内容とEVMS構築のプロセスを理解できる。

 プロジェクト進捗のアカウンタビリティー向上のコツを会得できる。

 外注業務管理(即ち企業間連携)のコツを会得できる。


講座の進め方:

 4~6名のグループに分かれて、演習を主体に行います。

 演習キットを使ってイメージ学習します。キットは建設、情報システム構築及び製品開発の3種類を準備しています。

 グループ演習の作品を相互に鑑賞し合うことを通して、PM手法の効能の理解を深めます。

講座の内容:

                   



第1章 時代を越えたPM手法の重要性
  PMS(プロジェクトパフォーマンスマネジメントの来歴・発展経緯
  パフォーマンスマネジメント手法の骨格
第2章 PMS(パフォーマンスマネジメントシステム)俯瞰
  PMSのコアシステムの構造
  PMS構築プロセス
第3章

WBSとは、いろいろなWBSとその使われ方
  PMI、PMBOK、P2M、DoDによるWBS関連の定義




第4章 WBSの作り方 【Kit演習】 
  作業のグループ化の要領
  WBS構築要件調査
  どのように作り、使い、使えるか
第5章 WBSの中身(ワークパッケージの内容定義)
  プロジェクトマネジメントフレームワークの種類
  統合マネジメントにおけるフレームワークの相互関係
  作業の定量情報 【筆記演習】
第6章 スケジュールコントロール計画
  作業プロセスの作り方 【Kit演習】
  実行スケジュールの展開
  マイルストンによるプロジェクト品質のコントロール 【Kit演習】
  遂行資源の動員計画  Kit演習】




第7章 資管理目標設定と成果評価の要領【Kit演習】
  プロジェクト実行予算作成 【筆記演習】
  アクティビティーの定量化
  作業実績計算と成果の評価 【筆記演習】 
  
第8章 プロジェクトマネジメント機能賦課とマネジメント担当分担
  事業の恒常組織 と プロジェクト遂行組織
  プロジェクトマネジメント組織構成 【Kit演習】
  マネジメント機能分担/作業管理担当割付 【Kit演習】
  プロジェクトチーム と PMS技術センター(PMO)
第9章 プロジェクトコントロールベースライン:その要にWBS/WP 




第10章 実績把握と状態分析、問題箇所究明と対策検討
  成果把握のための いろいろなレポート
  プロジェクト遂行成果の評価 【筆記演習】
  問題究明 と 対策検討 【筆記演習】
  総合演習 (グループ毎に独自プロジェクトを設定して研修内容を総合的に復習) 


講 師:城戸俊二(きど しゅんじ)氏

(有)デム研究所 社長
日本プロジェクトマネジメント協会 理事
【会社業務経歴】
 

昭和37年 

九州大学工学部応用化学科卒
同年4月 東洋エンジニアリング(株)入社。

  同社でプロセスエンジニア、プロジェクトエンジニア、プロジェクトマネジャー、プロジェクトコントロールマネジャー、PMS技師長、 エンジニアリング業務へのCALS導入研究  などに従事
  平成10年2月  東洋エンジニアリング(株)を定年退職
  

平成10年4月 

(有)デム研究所を設立

  ~現在 下記事業で現在に至る。
 ・PM教育講師
 ・企業システムへのPM手法導入支援
 ・業務機能・業務プロセス分析支援

【PM関係の主たる社外活動】
   平成6年 (財)エンジニアリング振興協会:PMSS分科会長
  

同 PEカリキュラム分科会リーダ

   平成7、8年 

同 CAE/PMS分科会長および幹事   ほか

  平成2~10年

同 プロジェクトマネジメント講習会 講師

  平成9年~17年2月

雇用促進事業団  高度職業能力開発促進センター
      プロジェクトマネジメント講座講師

  平成10年~13年

同 ビジネスプロセス分析と統合技法講座 講師

  平成10年~15年 JPMF教育部会長
平成12年~現在 PMAJ理事
平成14年~15年 ENAA:PM講習会カリキュラム検討部会委員

参 加 費:

PMAJ個人正会員/法人正会員 58,800円 (消費税込み)
PMAJ法人正会員の非会員 63,000円(消費税込み)
PMAJ非会員 67,200円(消費税込み)
会員番号を持っておられる方で、本年度会費未払いの方は、遅くとも受講料振込までに会費を振り込んで頂かないと、会員特典が受けられません。

備 考:
  • 講座の申込、参加費の払込方法、払込期限、その他PMAJ公開講座事務局からのお願い事項については 「講座申込み要領」、「受講料の払込方法」などをご参照ください。
  • 代理参加の場合の取り扱いは、「代理出席の取扱い」に記載の通りとします。
    また受講のキャンセル或いは無断欠席の際の取扱は、「キャンセル等の取扱い」に記載の通りとしますので、必ずご一読ください。

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