「プロジェクト・コントロール」コース <2日間コース>
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目的:
プロジェクトはそれぞれが特性の異なる「生き物」です。プロジェクトをコントロールしていくため必要なのは、単に管理指標だけではありません。利害対立を生みやすいプロジェクト環境で、チームメンバーと上手くコミュニケーションをとるスキル、利害対立発生時の問題解決力、さらには交渉力が不可欠です。また組織、部門を横断したチームを共通目標に向けて動かすのは、運営上のルールブックであるプロシージャーズ・マニュアルなしでは不可能と言えます。しかし、驚くことに現実のプロジェクト現場では、必要とされるスキルの体系的なバックグラウンドなしで「見よう見まね」でプロジェクトを実施させられているPMを多く見ることが出来ます。本コースでは、進捗管理、変更管理のポイントを学び、顧客や外注業者をコントロールするため、また効果的な変更管理を実践するために不可欠な交渉のスキルをロールプレーによって、より実戦的に強化していきます。またリーダーとして、メンバー、並びにチーム自体を動機づけ、問題解決を図り、さらに組織を上手く動かすための政治的スキル、効果的にチーム・ビルディングをしていく方法を理論と実践の両面から獲得することを目的とします。
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コースアウトライン |
1章
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ベースライニングと
コントロール
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・ ベースライニングとしきい値
・ プロジェクトコントロールのポイント
・ 進捗状況報告の問題点 |
2章 |
変更管理のプロセス
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・ 変更管理のポイント
・ 変更管理の諸問題 |
3章
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チームビルディングと
動機づけ
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・ 強化のセオリー
・ チーム・ビルディング
・ 政治的スキルによる組織コミットメントの強化
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4章
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問題解決のプロセス
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・ 情報収集の技術
・ 問題の定義と要因の特定
・ 目標設定と選択肢の策定
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5章 |
実戦的な交渉 |
・ Win-Win交渉の本質
・ 交渉を有利に展開させるステップ
・ 実戦的な交渉戦術スタイル |