顧客へのクレームと交渉
 「見積段階の契約条件チェックと実際のクレーム作成・交渉戦略」

主催:日本プロジェクトマネジメント協会
実施:日揮(株)
講師:大益 康市(おおます こういち)氏

 

Webより申込み

本講座を受講された方で、PMAJのPMS資格保有者は、1時間あたり1CPUポイントを申請することができます。
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日    時: 平成18年11月18日(土)  9:30~17:00
会    場: (財)エンジニアリング振興協会 会議室 (会場地図
〒105-0003 東京都港区西新橋1-4-6 CYDビル
(営団銀座線虎ノ門駅下車徒歩5分)
TEL(PMAJ事務局)  
対 象 者: 主に海外プロジェクトの見積・遂行に関るエンジニア、営業、契約部門のスタッフ
募集人数: 20名(定員になりしだい締め切らせていただきます)
最小催行人数 6名(先の人数に満たない場合は、講座をキャンセルする場合もあります。詳細については講座中止についてを御覧下さい)
受講証明書 本講座を受講された方へは、PMP受験資格等に必要なPM受講証明書を受講時間数に合わせて発行します。

講座の特徴:

講師の実務経験から、具体的で実務的な対応手法を典型的なトラブルの実例をあげながら説明、実戦的なアドバイスをします。

講座の内容:

1.見積段階においての契約条件のチェックポイント
2.Clarification/Deviation Listの作成手法。
3.遂行段階における対客先、工事業者との紛争処理、クレーム作成手法のアドバイス。

講座の進め方:

リスクマネージメントの究極は「損をしないプロジェクトの運営」という視点から:
1、プロジェクトの失敗(不採算)の共通したメカニズムの検証
(技術的な失敗より上手くいかないプロジェクト運営と工程遅延の結果による不採算)

2、不採算メカニズムを理解した上でどう対処するか
<プロジェクトの見積段階での対処  (午前中の講義)>
具体的、典型的な海外建設プロジェクトのトラブル事例を検証し、これらトラブルの
事前予防(見積段階の作業)を考える。
① リスクを顧客にヘッジしたプロポーザルの作成(上手な逃げ道)
② 発生頻度の高い不採算要因に対しての事前防御
③ 契約に対するコメント作業(各契約条項毎のトラブル事例を解説)

<プロジェクトの遂行段階での対応  (午後のワークショップ)>
いくつかの典型的で具体的なトラブル因子に対して「見積段階での予防」と「遂行段階で
発生した場合の対処」を具体的にワークショップ形式で考え、「納期延長クレーム」の具体的な
作成を検討する。
① トラブルは必ず発生する前提でのプロジェクト運営
② トラブルにどう対処するか
③ 顧客へのクレームの準備(同時に顧客からのクレームへの反論)
④ クレーム(納期延長など)の戦略的作成
⑤ 交渉シナリオ立案

<講座の究極の目標>
国内市場の低迷から海外市場への展開。厳しい国際価格競争と海外プロジェクトの困難さに
苦しむ建設・エンジニアリング企業が乗り越えなくてはならない異文化の克服と交渉力
(クレームロジックの戦略的構成)の実戦的強化を目指す。


講 師: 大益 康市(おおますこういち)氏

1973年慶応大学法学部卒業後日揮(当時の「日本揮発油」)に入社。
法務部での契約コメンティング業務・契約交渉の業務経験を経て海外プロジェクトのライン部門へ異動し海外プロジェクトの実践へ(現場駐在を経験)。
契約知識を活かして顧客、工事業者とのトラブル(納期延長、追加費用など)解決の交渉業務を担当。プロジェクト業務本部プロジェクトコーデイネーション部長を経て現在エネルギープロジェクト統括本部本部長スタッフ。

参 加 費:

PMAJ個人正会員/法人正会員 29,400円(消費税込み)
PMAJ法人正会員の非会員 31,500円(消費税込み)
PMAJ非会員 33,600円(消費税込み)
会員番号を持っておられる方で、本年度会費未払いの方は、遅くとも受講料振込までに会費を振り込んで頂かないと、会員特典が受けられません。

備 考:

  • 講座の申込、参加費の払込方法、払込期限、その他PMAJ公開講座事務局からのお願い事項については 「講座申込み要領」、「受講料の払込方法」などをご参照ください。
  • 代理参加の場合の取り扱いは、「代理出席の取扱い」に記載の通りとします。
    また受講のキャンセル或いは無断欠席の際の取扱は、「キャンセル等の取扱い」の通りとしますので、必ずご一読ください。

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