【SLCP/共通フレーム98を用いて学ぶ
WBSを核にしたプロジェクト・コントロール計画と成果の評価】

主催: 日本プロジェクトマネジメント・フォーラム
実施:(有)デム研究所

 

Webより申込み    5/13-14   

本講座を受講された方へは、PMP受験資格に必須となるPM教育時間として、「14.0時間受講された旨の証明書」を発行いたします。
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ENAA/JPMF is a recognized provider registered with the PMI Registered Education Provider Program (PMI R.E.P.) 本講座の登録REP 講座番号は1207-JPMF0004です。

日    時:平成17年5月13日(金)〜14日(土):2日間 9:30〜17:30[開催中止]
(当日のタイムテーブルは下記”スケジュール”の項参照)
会    場:
(財)エンジニアリング振興協会 会議室 (地図はこちらから

 住所: 〒105-0003 東京都港区西新橋1−4−6CYDビル
 営団銀座線虎ノ門駅下車徒歩5分
 TEL (JPMF事務局) 03-3539-4320
対 象 者:PMBOK®などでPM手法を修得したがWBSやWork Package、統合管理などが充分理解できない人。
プロジェクトのパフォーマンス管理の基本を修得したい人。
SLCP/共通フレーム98とプロジェクトマネジメントの関係を確認したい人。
募集人数:24名(定員になりしだい締め切らせていただきます)
最小催行人数6名(先の人数に満たない場合は、講座をキャンセルする場合もあります。詳細については講座中止についてを御覧下さい)
PDUポイントPMP有資格者には、PDU (Professional Development Unit) 14PDUが発給されます。

  講座の目的

IT業界の業務標準としてSLCP/共通フォーム98があります。これは情報システムの生産活動を協働して行うための 業務プロセス標準です。一方生産活動を合理的・効果的に取り進める手法にプロジェクトマネジメントがあります。

  限られた資源で限られた期間内に期待される情報システムを構築するためには、この二つのプロセスを連携して進めることが重要ですが、生産現場では往々にして業務 の主体がものを作る“生産のプロセス”に偏重し、生産を効率よく進めるための“マネジメントのプロセス”が疎かになって、プロジェクトの終盤で大問題となること があります。プロジェクト担当者がマネジメントプロセスの意味と機能について正しく理解していればこの様な問題は極小化できます。
 SLCP/共通フォーム98にもプロジェクトマネジメントの必要性は説かれていますが、この二つのプロセスが如何に連携しているか、 またこの標準に定義されている内容でマネジメント活動が充分か否かが判然としません。

本講座では生産活動を効率よく、且つ効果的に進めるための技術(パフォーマンス管理に関わる技術)  即ち WBS・スケジュール・業務遂行資源・プロジェクト組織と役割分担・作業成果(アーンドバリュー)にかかわる技術、及びこれらを統合してマネージ(各要素の絡み合いを理解し、適切にトレードオフ)する要領を、SLCP/共通フォーム98を基にして作成した演習教材を通して、具体的なイメージとして身につけます。
     SLCP: Software Lifecycle Process  JIS X 0160, ISO/IEC 12207

受講のメリット

 WBS構築とワークパッケージ計画のコツを会得できる。

 WBS、スケジュール、遂行資源、実行組織と役割分担の相互関係を理解できる。

 統合マネジメントの仕組みと運用のコツを会得できる。

 EVM (Earned Value Management)の内容とプロセスを理解できる。

 
プロジェクト進捗のアカウンタビリティー向上のコツを会得できる。

 外注業務管理(即ち企業間連携)のコツを会得できる。


講座の進め方

 4〜6名のグループに分かれて、演習を主体に行います。

 SLCP/共通フォーム98を基にした演習キットを使います。

 グループ演習の作品を相互に鑑賞し合うことを通して、PM手法の効能の理解を深めます。

 プロジェクト管理支援ツール (Primavera)のレポート画面で実務イメージを深めます。

講座の内容:            注:下表では「SLCP及び共通フレーム98」を「SLCP」と略記しています。
                                       EVMSC: Earned Value Management System Criteria




第1部  PMSの来歴とパフォーマンス管理手法の概要
第1章プロジェクト・マネジメント手法の展開経緯
第2章プロジェクト・パフォーマンスの科学的管理手法の概要
第2部  成果管理情報マネジメントのフレームワークと作業プロセス
第3章

成果管理情報マネジメントのフレームワーク
 管理フレームの解説(FBS、OBS、CBS、WBS、Control Account)
 管理フレームとWork Packageの相関
 SLCPの構成とこれを用いたWBS構築 【演習】




第4章SLCPの業務プロセス
 プロジェクトの目標とコンテキスト確認
 SLCP レベル2〜3の項目設定とマスタースケジュール作成 【演習】
 SLCP レベル3〜4の項目設定と作成ネットワーク作成 【演習】
第3部  プロジェクトの成果コントロール計画
第5章プロジェクトの実行スケジュール計画
 実行スケジュール計画 【演習】
 遂行資源の動員計画 【演習】
 業務品質と作業進捗のコントロールプロセス設計 【演習】
第6章プロジェクト成果の統合マネジメントの仕組み
 EVMSC(本表の注参照)の要求事項
 ワークパッケージ設定【演習】
 ワークパッケージとスケジュールのアクティビティーとの整合【演習】




業務支援PMソフトを用いて演習データ処理結果を参照
第7章プロジェクトマネジメント機能と実行管理体制
 プロジェクト管理機能定義と、その機能遂行責任賦課 【演習】
 プロジェクトマネジメント体制とワークパッケージの整合【演習】
 プロジェクト役割分担作成 【演習】
 事業の恒常組織、プロジェクト組織、PMOの役割と形態
第8章
消耗資源・コスト予算計画
 プロジェクト実行予算計画 【PMSソフトのデータ参照】
 プロジェクトキャッシュフローマネジメント【PMSソフトのデータ参照】





  
第9章作業の定量化(計測法)、実行成果の評価法
 作業の定量化の方法【演習】
 出来高勘定と成果の評価要領 【計算演習】
第4部  実行成果の掌握、問題点究明と対策
第10章レポート計画 と コントロールベースライン
第11章実行成果分析・評価、問題点究明、対策立案 【筆記演習】
第5部  講座のまとめ
   総合演習 (グループ毎に独自プロジェクトを設定して研修内容を総合的に復習) 


講 師: 城戸俊二(きど しゅんじ)氏

(有)デム研究所 社長
日本プロジェクトマネジメントフォーラム教育部会長
【会社業務経歴】
 

昭和37年 

九州大学工学部応用化学科卒
同年4月 東洋エンジニアリング(株)入社。

 同社でプロセスエンジニア、プロジェクトエンジニア、プロジェクトマネジャー、プロジェクトコントロールマネジャー、PMS技師長、 エンジニアリング業務へのCALS導入研究  などに従事
 平成10年2月 東洋エンジニアリング(株)を定年退職
  

平成10年4月 

(有)デム研究所を設立

  〜現在下記事業で現在に至る。
 ・PM教育講師
 ・企業システムへのPM手法導入支援
 ・業務機能・業務プロセス分析支援

【PM関係の主たる社外活動】
  平成6年(財)エンジニアリング振興協会:PMSS分科会長
  

同 PEカリキュラム分科会リーダ

  平成7、8年 

同 CAE/PMS分科会長および幹事   ほか

 平成2〜10年

同 プロジェクトマネジメント講習会 講師

 平成9年〜現在

雇用促進事業団  高度職業能力開発促進センター
      プロジェクトマネジメント講座講師

 平成10年〜13年

同 ビジネスプロセス分析と統合技法講座 講師

 平成10年〜現在JPMF教育部会長
平成12年〜現在JPMF理事
平成14年〜15年ENAA:PM講習会カリキュラム検討部会委員

参 加 費:

JPMF個人会員/グループ会員/賛助法人代表 58,800円 (消費税込み)
JPMF賛助法人の非会員 63,000円(消費税込み)
JPMF非会員 67,200円(消費税込み)
会員番号を持っておられる方で、本年度会費未払いの方は、遅くとも受講料振込までに会費を振り込んで頂かないと、会員特典が受けられません。

備 考:
  • 講座の申込、参加費の払込方法、払込期限、その他JPMF公開講座事務局からのお願い事項については 「講座申込み要領」、「受講料の払込方法」などをご参照ください。
  • 代理参加の場合の取り扱いは、「代理出席の取扱い」に記載の通りとします。
    また受講のキャンセル或いは無断欠席の際の取扱は、「キャンセル等の取扱い」に記載の通りとしますので、必ずご一読ください。

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