1. |
関連付ける能力(Associating)
イノベータは、知識分野、産業、地理を超えた意外な結びつきを生み出す力を持っている。時に問題を細部に分析し、時に俯瞰して全体を見下ろすズームインとズームアウトの視点を持ち、常に物事の意外な組み合わせを考えることで、幅広い経験の点と点をつなぎ、最終的に新しいビジネス・アイデアを創出する |
2. |
質問能力(Questioning)
イノベータは、型破りな質問によって現状に異を唱える。常に常識を疑い、5W1Hの質問や、「もし~だったら」という質問を畳みかけることで、それまで見えなかったものを明らかにしようとする |
3. |
観察能力(Observing)
イノベータは、意識的に周りの世界を注意深くうかがい、目に映るものを固定概念に同化させず、これまでの経験にとらわれず物事を鋭く観察することで、新しいアイデアを掘り起こしている |
4. |
実験能力(Exprimenting)
イノベータは、新しいアイデアのプロトタイプを具体的に作ることにより洞察を得、実験しながら、自分のアイデアを成功させるための手掛かりを手に入れ、革新的なビジネスモデルを作っていく |
5. |
ネットワーク能力(Networking)
イノベータは、新しいアイデアや洞察を引き出すために、いろいろな考えや視点を持つ人と話をする。自分と異なる分野の人々と触れ合う機会を積極的に増やすことでアイデアを刺激する |
この調査の中で、クリステンセン教授等は、これらの5つのスキルは必ずしも生まれ持った素質だけで決まるものだけでなく、誰でも訓練により後天的に強化できるスキルであることを明らかにしています。