最新のIT技術というとIoT(Internet of Things)、Big Data、AI(Artificial Intelligence)が、3点セットとして登場する。ITの世界はバーチャル(Virtual)だが、リアル(Real)の世界を含めると、この3点にロボットが加わり4点セットとなる。今や一般化してきているこれら4点を整理し、プロジェクトへの応用を考えてみたい。
当面欲しいモノとして、過去実績をビックデータとして収集し、そこから「転ばぬ先の杖」的なアドバイスや指示をする危機管理を代行するAIロボットが考えられる。Amazon Echo や Google Home 等のスマートスピーカーが既に販売されているので、この実用化は容易であろう。また、ソフトウェア開発分野で多くの自動化ツールが普及してきているので、この変化を自動認知し、開発者に最適な自動化ツールの選定や過ちを事前に適切に防止する指導ロボットがあれば、ソフトウェア開発の生産性は向上する。更に、身の回りにも、IoT、ビックデータ、AI、ロボットの4点セットの応用を待つ商品・サービスは多数ありそうだ。