1 ) |
亭主を太らせよう。肥満は糖尿病や肝臓病、腎臓病、脳卒中、心臓発作につながる。 |
2 ) |
座りっぱなしにさせよう。駅まで歩かせず、車で送ろう。庭仕事や子どもとスポーツするなどと言い出したら、スポーツのテレビ観戦を勧めよう。 |
3 ) |
脂肪分を与えよう。それには、揚げ物などの好物をどんどん与えよう。バターやステーキ、ポテトフライ、フライドチキン、ベーコンと卵、など。煮魚などの煮物は避け、揚げられるものは揚げる。 |
4 ) |
塩分を採らせよう。塩分は血圧の上昇につながる。いま血圧が少し高めなら、それを血圧計の目盛りの上限まで押し上げ、寿命を最低まで引き下げる効果がある。 |
5 ) |
コーヒーを飲ませよう。コーヒーが心臓発作を早めるという証拠はないが、可能性はある。それを活用しない手はない。いずれにしろ、カフェインは不眠につながり、健康によくないことは明らかである。 |
6 ) |
アルコールの痛飲を勧めよう。アルコールは強くて甘いものがよい。 |
7 ) |
タバコは切らさない。タバコは未亡人志願者のよき友である。高価なライターを常備すれば、禁煙することも、ライターを無駄にすることもできにくくなる。 |
8 ) |
リラックスさせない。ふだんから分別ある無駄遣いをしていれば、亭主は休暇をとる余裕がなくなる。その結果、運動する機会も、リラックスする機会も、貴女の料理から逃げ出す機会もなくなる。 |
9 ) |
夜更かしさせよう。コーヒーをたくさん飲み、テレビの深夜番組を観て、友達と出歩き、悩み事を抱えることは、かれを消耗させ、心血管系リスクを高める。亭主が入院すれば、貴女は平穏な時間を取り戻せる。 |
10 ) |
小言や心配事をしつこく言い続けよう。お金と子どもは格好の話題である。職場で昇進した人がいたら、疑問を投げかけよう。 |
10の方法は、健康管理の要点をユーモラスに、反語的にまとめたものだが、私にもあてはまることが少なくない。反省することしきりである。警鐘と受け止めたい。