東京P2M研究部会
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10年を経た東京P2M研究会の活動状況と今後について

東京P2M研究会 藤澤 正則 [プロフィール] :5月号

1.はじめに
 2006年4月より始まった東京P2M研究会の活動も、10年が経過しようとしている。
 これまでの取り組みと成果、今後の活動について考えてみた。
 活動目的
P2Mの基礎研究、実践研究を通じて会員活動の活性化をはかる。
研究の成果をPMAJ会員やP2Mに興味を持っている方々に、フィードバックしP2Mの全国的な普及促進をはかる。

2.活動状況
 当初は、P2Mガイドブックのうち、P2Mの特徴のひとつであるミッションプロファイリングに着目し、基礎研究や各自の研究テーマを持ち寄り、その後、実践的な事例研究とPMシンポジウムでの発表を行ってきた。

年度 東京P2M研究会活動テーマ
2006
基礎「プログラム統合マネジメントの中の価値創出に関係するプロファイリングマネジメント」
事例研究「各企業で抱えている問題に対しP2Mを活用してどのように対処できるか」
応用研究「各業界でP2Mを活用していくためのワークショップのまとめ」
2007
基礎「プログラム統合マネジメントの中の価値創出に関係するプロファイリングマネジメント」
事例研究「各企業で抱えている問題に対しP2Mを活用してどのように処理できるか」
2008
基礎「プログラム統合マネジメントの中の価値創出に関係するプロファイリングマネジメント」
応用「日本のIT産業の問題点と提案、中食産業における事業環境に適用する仕組みづくりなど5つの研究」
理論「プロファイリングマネジメントとシステムズアプローチ」
2009
「国際P2M学会への提出論文」4つの研究テーマのまとめ
「ITビジネスにおけるP2M活用」、「企業のIT化プロジェクトを失敗させないP2M活用」、「組織と人の活性化」、「グローバル化の波に向け、日本企業のIT化は、どうあるべきか」
2010
基礎「組織能力の向上と人材活用」
基礎「ミッションプロファイリングでの洞察力にフォーカスしたBM(ビジネスモデル)の研究」
2011
基礎「プログラム統合マネジメントを中心に組織能力の向上と人材活用」
応用「大地震・津波と原発事故による未曾有の複合災害となった東日本大震災の復興計画に向けた緊急ワークショップと復興案の作成」
2012
PMシンポジウム2012での発表
プロジェクトを成功に導く超上流の勘どころ
総論賛成各論反対を制すP2Mの技:ビジネスホテルの業務改革
実務のための研究と活用成果
わかりやすいP2M活用アプローチの研究
IT経営
関西P2M実践事例研究会におけるコミュニティー運営と価値
東京P2M実践事例研究会におけるコミュニティー運営と価値
プロジェクトマネジャー育成へのメンタリングについて
次世代に向けた構想提案
水ビジネスの研究
2013
PMシンポジウム2013での発表
総論賛成各論反対を制すP2Mの技:水道事業の長期ビジョン策定
実務のための研究と成果
国際P2M学会秋季研究発表大会「経営とICTの融合」研究会報告
高齢化社会に備えるトータルライフマネジメント
プロジェクト推進 - Project Promotion -
ビジネスとプロジェクト
銀行の研究 - Modern Banking -
P2Mをひとづくりで活用する
「中食製造業におけるプロジェクト・プログラム活用の取り組み」
次世代に向けた構想提案
水ビジネスの研究
2014
PMシンポジウム2014での発表
総論賛成各論反対を制すP2Mの技:銀行の中期経営計画
変化を恐れず、変化を楽しむ、人生1/6の楽しみ方。- 仕事の悩みはプロジェクト化で解決する- (PMRクラブ)
実務のための研究と成果
アベノミクスとアドバンスドP2Mの提案
政府のIT経営 - IT for money -
プログラムマネジメントの実務 ‐Three arrows‐
情報セキュリティマネジメントとプロジェクトマネジメント
プロジェクトマネジャー育成におけるガイドブック活用について
2015
PMシンポジウム2015での発表
P2Mのミッションプロファイリングと3Sモデルを基盤とした業務改革PJ「見て、感じて、考え、話し合う。そして、動く」
プログラムマネジメントの実務 - 三本の矢とベストプラクティス -
実務のための研究と成果
イベントマネジメント - Tokyo2020 -
グローバルIT経営 - Data protection & Borders -
契約管理 - Fairness -
サイバーセキュリティーⅡ
ミッション達成のフレームワーク

3.今後の予定(2016年度)
今後の予定(2016年度)

新たな活動開始に伴い参加者を募集しています。
お気軽にご参加下さい。

以上

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