都市対抗野球には、慶應大学から日本石油横浜(現JX-ENEOS)に入社し、新人エースとして優勝した藤田元司投手(その後巨人軍エースを経て監督:故人)の応援に行ったのが1956年であるので、かれこれ60年ぶりの観戦であった。今回は、日本製紙石巻の応援が足を運んだ目的であった。日本製紙石巻工場には、2011年東北大震災後の8月に、私も協力教員を務める、慶應義塾大学大学院ビジネススクールが展開するGrand Design by Japanプログラムの仙台フォーラム・被災地調査で、ダメージ著しい工場で聞き取り調査を行う機会を得た。
今月のもう一つのマイルストンは、ロシア連邦 モスクワ国立文理大学(Sholokhov Moscow State University for the Humanities)で本年9月からイノベーション専攻修士課程の開設が決定したことである。本年4月末のモスクワでの学術交流の際、私から同学学長への進言がきっかけとなって、同学イノベーション・センター所長の類まれなる知恵と集中力で課程のコンセプト創りとカリキュラム設定、教員の確保、ロシア連邦文部・青年教育省の認可取得、入学者志願者の獲得と順調に進んできた。