プロジェクトマネジャおよびキーパーソンの選定
|
プログラムマネジャ(または担当役員)によるプロジェクトマネジャおよびキーパーソンの選定 |
プロジェクトを取巻く環境調査
|
プロジェクトに求められる条件を良く吟味し、本プロジェクト実行に必要な法制度、税制、既存設備・設備またはシステムの状況、請負企業や機材供給業者の状況調査を行い、現地事情の把握をおこなう。(プロジェクトが外国の場合は、現地商習慣、慣習、文化等も良く調べる。) |
入札者能力調査
|
設備建設・システムは入札者の能力の良し悪しで決定づけられる。よって上記の調査をもとに入札者の調査を重点的に行う。
① |
入札者の同種プロジェクトにおける実績をもとにできる限り多くの候補者をあげる。 |
② |
発注者が本プロジェクトを進めるに当たって考えている契約形態や仕事の進め方、そして候補者の能力を知るための資料入手を目的に事前資格審査を行う。 |
③ |
上記の審査、評価の結果を踏まえて次の作業に進む。 |
|
作業区分の設定
|
入札者の能力および実績等の調査結果に従い発注者と入札者との作業区分(Scope of Work)を設定する。尚、発注者側のPM能力・技術検討レベルを検討し、請負業者にまかせる仕事の範囲も設定する。 |
総合スケジュール設定
|
上記各ステップを踏むことによりプロジェクトの全容が明確になるので、ここで総合プロジェクトスケジュールを作成する。(マイルストーンスケジュール) |
組織/スタッフの設定
|
総合プロジェクトスケジュールに従って、いつ、どのような人材を、いつまで必要か、を作業区分をも考慮してマンニングスケジュール(Manning Schedule)をプロジェクトプランにあわせて作成する。また、同時にプロジェクトにかかわる最終的組織の設定と各人の役割分担(Job Description)を決める。 |
ファイナンス形態の設定
|
上記の各検討を通して事業者がプロジェクトに必要な資金も発注者自身で行うのか、または入札者にも手配させる必要があるのかを決めておく必要がある。 |
契約形態の設定
|
契約には多種多様の形態があるが、契約形態は上記の各工程を通して事業会社自身のプロジェクトマネージメントや技術に関する能力、そしてファイナンスの形態等を考慮して設定していく必要がある。(契約形態の種類については“契約の種類”で説明) |