協会より

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事務局長就任のご挨拶

事務局長 吉野 惠一 [プロフィール] :8月号

本年5月に事務局長に就任いたしました吉野惠一でございます。

私のPMAJとの係わりは、2006年1月から2010年3月まで、当協会の生みの親であります財団法人エンジニアリング振興協会(ENAA、現一般財団法人エンジニアリング協会)に業務部長として在籍しておりまして、PMシンポジウムの共催、国際PMシンポジウムの後援等でPMAJと深く係わっておりました。また、PMについては2006年10月にシアトルで行われたPMIの北米大会に参加して、その規模の大きさとその重要性が益々強くなると感じ、強い関心を持ちました。

ENAAへの出向前は、プラントエンジニアリング会社にて海外の石油精製、天然ガス等のハイドロカーボン関連プラント建設の営業を25年以上経験いたしました。この度PMAJで職務を全うするに当って、これらの経験を生かして、P2Mを中心とする更なるPMの普及に邁進して参る覚悟ですので、皆様方のご指導、ご鞭撻をいただきますようよろしくお願い申し上げます。

当協会に赴任しまして、すばらしい成果物に早々に出会いました。それは、日本機械工業連合会から委託を受けて本年3月に完成した「平成22年度 環境ビジネスの大規模開発プロジェクトにおけるP2M活用モデルの調査研究報告書」で、報告書の柱となっているP2Mの活用が、時を同じくして発生し、未曾有の甚大な被害を出した東日本大震災が迅速な復興が望まれる中、いくつものプロジェクトを同時進行的に実践に移していくために、大きく役立つと思われます。報告書のなかには分野ごとの7つのプログラムマネジメントモデルが例示されており、コミューニティ、IT・情報化、水、建設、エネルギー、リサイクル、資源についてそれぞれP2Mの活用事例が具体的に且つ詳細に述べられております。報告書名の“環境ビジネスの大規模開発”を“東日本大震災復興”と置き換えるだけで、大部分の震災復興プロジェクト実施における具体的なP2Mの活用指針にあてはまるほどです。この報告書が多くの復興プロジェクトに利用されるよう、強く対外発信していく所存であります。

最後に、皆様の益々のお力添えとご協力を改めてお願い申し上げまして、新任のご挨拶とさせていただきます。
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