トピックス(活動報告)

「PMSの価値を盛り上げよう」
      中四国P2M研究会が、盛会で再スタート。

花崎 良政:3月号


去る2月23日(土)午後2時から、広島市中区大手町の三井ビル4階で、平成20年第一回の{広島P2M勉強会}に54名が参加し、盛会で実施されました。
一昨年まで、広島で代表世話人であった藤井誠一様が事情で辞退されました。後任にはジーテック(株)の船岡様が就任され、昨年12月・今年1月15日と2回の準備会をもち、今回の開催となりました。準備会で、再出発に際し、「P2Mをどう研究するか」また「PMSの価値をどう高めるか」話し合い、3点を主点に考えたとの事です。
    (1) PMSで、仕事が出来るには、PMSが、具体的に勉強しよう
    (2) 地域で認知度が低い。PMSみんなで、PMSの市場価値を向上しよう。
    (3) P2M研究会でP2Mのメリットを出し、成果を皆で享受しよう。
この事を申し合わせ、今年4回の勉強会を開く事から始めました。
「第1回 広島P2M勉強会の内容」
 まず、最初の勉強会として地元の県立広島大小見教授の講義「ITCサービス・イノベーションへの視座」を聞き、これからのPMに求められるものを学びました。
日本の製造する消費財を見ると「コモデイテイ化」(技術の差別化が無くなり、価格競争に陥る)スマイルカーブ現象で、商品開発の上流(ソフト設計・開発段階)と運用・保守で利益がでる。製造段階や実装では儲からない。また性能イノベーションから用途イノベーションへ。また新たな価値創造のカテゴリーイノベーションが求められているとの視点を示された。PMは、情報価値をよく掴み、顧客への改善提案力を持つようにと述べられた。次にPMコンサルの好川先生を東京から招き、PMの人間力・出来るPMのスキルとは、の研究の講義を聴きました。できるPMは7つの行動規範がある。この規範は何か、数多くのPMコンサルの経験と実績から話され、大変参考になったと思います。
(1) プロジエクトの目的を常に考える(2)ステークホルダーと共通認識を作る
(3)チームを成長させる(4)ゴールまでの道筋を示す(5)目標達成の為にリスクにひるまない(6)相手を起点に考える(7)主体的に行動する。
PMとして率先垂範もいいが、PMメンバーが共有し、主体的に動く事が必要と話された。
講演終了後、準備会からCPUの取り方、勉強会で一緒に学ぼうと呼びかけがあり、有益な第1回の勉強会でした。是非、参考にして下さい。     <花崎・記>
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