トピックス(活動報告)

「新春P2Mセミナー 開催報告」

南 健一郎:2月号

新春P2Mセミナー風景  1月20日(土)、東京・霞ヶ関ビル1F プラザホールで「新春P2Mセミナー」が開催されました。セミナーには、PMAJ会員・一般の方を含め、約180名が参加。PMAJ田中理事長の挨拶・PMAJの取組み報告の後、4名の講師による熱い講演に耳を傾けました。


【講演プログラムと内容概要】
1. 破壊と創造 〜松下電器の改革〜
(秋山 正樹 氏 松下電器産業株式会社 技術担当顧問)
秋山 正樹氏 松下電器産業の250年計画と経営理念についての説明の後、改革の取組み報告がありました。商品別事業部制から事業ドメイン別体制への改革、松下電工とのコラボレーション、V商品の取組み、全体最適での改革、マネジメント改革等21世紀型への改革の取組みが具体的に説明されました。
参加者からは「P2M的発想にも通じる破壊と創造の理念を知ることができ、参考になった」という声も頂きました。

2. 地方自治体革新のP2M実践事例
(南野 猛 氏 株式会社日立製作所 公共システム事業部)
南野 猛氏 地方自治体IT改革とEA・P2Mでは、地方自治体革新の担い手CIOのミッション、位置づけ、CIOの推進するプロセスの説明。さらにEAの概念、発展経緯、EA推進の課題等を分かりやすく具体的に説明を頂きました。さらに、内外のEA・P2Mの事例紹介や今なぜEA・P2Mなのかというテーマでまとめて頂き、「EAについて体系的な説明で分かりやすく、大変参考になった」、「EAとP2Mの関係が明解で良く分かった」という反響を頂きました。


3. ゼッタテクノロジーの挑戦
(田中 義彦 氏 ゼッタテクノロジー株式会社 専務取締役)
田中 義彦氏 初めに、ゼッタテクノロジーの事業概要紹介、P2Mとの衝撃の出会い、P2M資格取得の取組み報告があり、続いて、P2Mの社内適用例として、中期事業戦略書の標準テンプレートの開発と適合、P2Mの尺度で事業推進を見ていく等、全社をあげての具体的な取組み事例が報告されました。参加者からは、「ここまでの事例は初めて聞いた」、「P2M実践事例として一つでも自分に自社で活用していきたい。」等、幅広い方から参考になったという声を頂きました。


4. 経営管理者のためのP2M
(渡辺 貢成 氏 有限会社経営組織研究所 代表取締役、PMAJ理事)
渡辺 貢成氏 グローバル・エコノミーの特徴、発注者のためのPM、プロジェクト運営の3つの仕組みから始まり、プロジェクト成功の仕組み、SSMのプロセスなど幅広い視点から分析が行われました。続いて、プログラムマネジメントでは、プログラム統合マネジメント、アーキテクチャーマネジメント、プロファイリングマネジメントの解説、企業競争力強化構造図を元にした価値創出力、経営力等を解説されました。
参加者からは、「P2Mの応用、経営に活用するための方向性について感銘した」、「自分自身のプロジェクトに関する考え方を見直す必要があると感じた」等 高い評価を頂きました。

【アンケート】
 参加者のアンケートでは、「今回のセミナーに出席された目的を達しましたか?」という質問に、95%を超える方から「目的を達した」という回答を頂きました。
アンケート結果 参加者の皆様には、アンケートのご協力有難うございました。皆様方のご意見を参考に、今後も皆様方の業務に参考になるセミナーの企画を進めてまいりますので、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

PMAJ事務局
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