懸賞つきPMクイズ

懸賞つきPMクイズ(6)回の回答

回答者:内田 淳二 様、根本 聖子 様、芝 安曇

回答者:内田 淳二 様
Subject: 懸賞つきPMクイズ応募(11月)
標記の件、以下にて応募致します。

問題1)
「いじめ」は学校で行われているから学校が悪いと非難するは正しい回答か

解答
正しくない。学校を含む子供を取り巻く地域社会と家庭の問題として考える。
そしてコミュニケーションマネジメントによる問題解決に持って行くべきである。

問題2)
新聞によると子供は親愛なる親に相談しないようです。何故、親に相談しないのでしょうか

解答
親は、子供の立場で話を聞いてやれないからである。保護者の立場で聞くと、 「我慢しなさい。」とか「もっと強くなりなさい」あるいは、「いじめた奴をこらしめて やる」とかの応えしか言えなくなる。自分を含む家庭や社会のゆがみへの警鐘 として、子供の話を聞けなければ真の解決は見つからない。

子供は、社会の鏡であるから、親は、日頃から常に子供と接し、うまく行かない ことがあったら自分達の問題として一緒に考えるという態度でいれば、子供は必 ず親に相談するようになる。

回答者:根本 聖子 様
1)「いじめ」は学校で行われているから学校が悪いと非難するは正しい回答か

  正しくない。
  「いじめ」は学校だけで行われているものではなく、社会のいたるところで
  行われている(程度はあれども・・・)
  『子供は社会の鏡』なので、まずは自分たちのことを
  振り返ってみる勇気を持つことが必要だと思う。
  また、自分自身を認められる(そのままを受け入れられる)ことが
  できれば、相手を受け入れることができる第一歩になると思う。

2) 新聞によると子供は親愛なる親に相談しないようです。何故、親に相談しないのでしょうか

  親が子供のことを心の底から信頼していない
  (信頼されていると子供が感じることができていない)ので
  親に相談できないのだと思う。
  親に信頼されていると感じられることができれば、心を開き
  相談してくれると思う。

懸賞付きPMクイズ(6)の回答:芝 安曇
内田 様、根本 様ご回答ありがとうございました。
PM実践者はコミュニケーションの重要性をよく認識しています。しかし、正しく実行しているかというと必ずしもそうではありません。
今回の問題が難しいコミュニケーションの1例です。
この点ご両人ともどもこの難しいコミュニケーションのあり方を的確に回答していただきました。

本問題解決に適した推奨本は「鏡の法則」と「7つの習慣」です。
ちなみに今ベストセラーである「鏡の法則」をお読みいただけると一層の理解が深まります。
「七つの習慣」の中の第五の習慣:理解してから理解される「感情移入のコミュニケーション」も役に立ちます。

質問です:あなたは部下から相談を持ちかけられました。どのような気持ちで話を聞きますか。
通常は(第五の習慣より)
  • 評価する:賛成もしくは反対の気持ちで聞く
  • 探る:自分の視点から質問をする
  • 助言する:自分の経験に基づき、助言やアドバイスを与える準備をしながら聞く
  • 解釈する:自分の動機や行動をもとに、相手の動機や行動を捉え、解釈し、説明しようと考えながら聞く
これは相手を理解することではなくて、自分の考えを理解させる意図そのものである。実は「子供や部下」は「親や上司」より劣っているわけではなく、相談する前に、どのような回答が出てくるか、既に知っている場合が多いのです。従って相談しなくなる。これが現実です。あなたは目線を相手まで下げて聞いたことがありますか?意外と難しいですね。多分評価する、探る、助言する、解釈するだと思います。

このクイズで読者の皆さんが、理解するということが大変難しいことをご理解いただければ出題者冥利です。
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