ダイアログSIG(学習するプロジェクト研究会)参加者募集開始!
 ◇ いま、なぜダイアログなのでしょうか?
近年、社会環境の変化の激しさに加え、多様性や不確実性が増したことにより、プロジェクトが複雑化、経験やノウハウは必ずしも有効でなく、また教科書的なPM手法だけでは太刀打ちできないプロジェクトが増えています。
このようなプロジェクトにおいては、進め方や問題解決を、知性や論理のみによって導き出すのは困難であり、「議論により最も優れた代替案を決定する」、 「情報を収集して専門家が論理的に判断する」といったアプローチよりも、「さまざまな意見を並べてみて、判断保留した上で新たな意見を探求する」 「直接的なプロセスを通じて共通理解を深め、知性と感情を共有する」、といった「ダイアログ(対話)」の有効活用が効果的です。
事実、海外では開発プロジェクトを中心に、議論ではなくダイアログを用いることによって成果を生み出す事例が増えてきており、「ワールドカフェ」や「オー プン・スペース・テクノロジー」等の手法が開発され実践され、効果的でかつ失敗の少ない安定度の高い手法として注目を集めています。
 ◇ 「ダイアログ」の主な特徴
@ 自分の意見を明確に提示した上で、様々な意見を傾聴し、受け止める
A 異なる意見を尊重し、判断を保留した上で、弁証法的に新たな意見を創造する
B 相手を説得するのではなく、同じ目線で、共通理解を探求しあう
 ◇ 活動の内容は
ダイアログSIGでは、組織変革や新ビジネスモデルの事業化、商品開発、大規模なシステムインテグレーションなどにおいて、対立や矛盾や感情をはらんだ問題に 直面し、誰も正解を持っていないプロジェクトを想定し、このような状況を克服するための行動としてダイアログを、思考としてシステムシンキング等を活用するこ とを研究します。また、コミュニティにダイアログの場を作ることを実践します。
・「ダイアログ」に関して共通理解を深めるための学習および体験
・プロジェクトにおける「ダイアログ」活用に関する研究と仮説の立案
・PMシンポジウム等、多くの人が集まる場を利用してのフィールドワークと仮説の検証、活動のまとめと発表
 ◇ 活動の期間
・2009年5月より2年間。月1回、勤務終了後19:00集合、開催。
 ◇ ぜひ、参加いただきたい方
・「ワールドカフェ」等のダイアログ手法に興味のある方
・プロジェクトにおける「ダイアログ」活用に興味のある方
・正解のないプロジェクトの進め方に悩んでいる方
※参加資格はPMAJ会員であることとします。(法人会員企業所属者も含む)

なお、第1回目の会合を6月9日(火)19:00からPMAJ会議室において開催します。参加希望の方は、是非ご出席下さい。

◎ 本件に関するお問い合わせ 及び 会合参加希望の方は、
    中村文彦  メールはこちら  まで。
多くのご参加をお待ちしています。