会長より

2016「日本企画管理協会」新年ご挨拶

PMAJ会長 西尾 清光 [プロフィール] :1月号

 明けましておめでとうございます。本年が皆様方にとって、幸せな良き年でありますように、心からお祈り申し上げます。

 今年は申年 (猿年) です。あまり良い諺は見つかりませんが、猿は去るに通じるため、難が去るという意味のことが見つかりました。難が去るということは幸せが来るとも取れますから、そのようなよい年にしようではありませんか。

 冒頭の表題では広辞苑を参照して“PMAJ”を日本語の漢字で表現してみました。諸外国では全ての事柄をその国の言語で表現しているのですが、日本は少し違います。日本語は漢字・ひらがな・カタカナがあり、新聞・図書では英語などの発音をカタカナにして表現しています。日本語は適応性が優れているということでしょうか。

 皆さんはP2MでP2Mツリーを学ばれました。皆さんが担当されるプロジェクトは今や非常に多くのステークホルダーが関連し、しかも日本国内だけではなく外国を含むグローバルな関連をも考慮しなければ、ミッションの達成が出来ないという事柄に直面されていることと思います。

 お仕事で接するステークホルダーの方々の中で、皆様が普段から繋がりを持っておられる方々はごくごく少数であります。当PMAJではジャーナルやシンポジウム、その後の懇親会などを通じて会員の皆様の横の繋がりを広げて頂きたいと思っております。
 それらに参加される方々は何かの機会にステークホルダーとなるかもしれないし、その関連者・社かも知れない人々です。普段接触の機会が少ない方々との接触の機会を広く、深くして頂くことがプロジェクトマネジメントに必ずお役にたつと思います。

 最近は杭打ちデータの改ざん、橋梁溶接の不備、薬品や飼料の中身のごまかしなどがニュースとなっています。P2Mとは直接的関連はありませんが、プロジェクトを担当される皆様方には考えられないような不祥事がプロジェクト遂行の中で起こりうるということを常に念頭に置かなければならない事と、業務ではパソコンと向かい合う時間を割いてでも、目と耳を常に使うという事を心に念じて下さい。

皆様に 「Good Luck !」

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