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[2002年11月号]

P2Mの意義・・・経済産業省 後藤室長

P2Mの普及が順調に進んでいる。次のような意義に注目しています。

▼「国際経済社会」への寄与。第1に、高度な指針を提供することによりマネジメントにイノベーションをもたらす、第2に、複合化する課題(例:環境問題)を総合的にとらえる手法を与える、第3に、利害が異なる国や組織間が対話を進めるための枠組を提供する、第4に、知的活動を支えるインフラを提供する。

▼「我が国経済社会」としての意義。第1に、営利・非営利を問わず、組織の運営を高度化させる、第2に、暗黙知に頼りがちな国民性に対しマネジメント・マインドを浸透させる契機になる、第3に、これらを通じ経済社会システム全体の高度化を促す、第4に、国際ルールに我が国の経営手法や価値観を反映させることによって競争力の再構築に寄与する、第5に、枠組みを発信することで我が国の国際的なプレゼンスに寄与する。

▼「国内個人」のレベル。第1に、マネジメント人材の能力を高める規範を提供する、第2に、同人材の能力を評価する基準を提供する、第3に、同人材の雇用流動化を促し効率的に活用(例:再活用)する、第4に、第3により知的資産が有効活用される、第5に、教育のコンテンツを提供することで人材育成に寄与する。

▼「PM自体」について。第1に、プログラムを対象とすることで世界のPM体系を第3世代に進め、実務への活用性を広げた、第2に、足踏みしていたPM体系の国際ハーモナイズの動きを再起動させた、第3に、第2を通じて国際的なPMコミュニティを活性化させている。
 これらは、関係者のこれまでの尽力に支えられている。一方、時計は動き続けている。いまの取組みがはるか先の成果を決める。引き続きのご健闘を期待しています。

お問合せはこちらから E-mail:admi@pmcc.or.jp
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